いのうえ歌舞伎「シレンとラギ」 劇団☆新感線
2012/4/24(火) ~ 2012/5/14(月) 梅田芸術劇場 メインホール
【スタッフ】
劇作・脚本 中島かずき
演出 いのうえひでのり
【キャスト】
シレン/永作博美 ラギ/藤原竜也
高橋克実 三宅弘城 北村有起哉 橋本じゅん
高田聖子 粟根まこと 古田新太 ほか
以下ネタバレあり乱文感想。
藤原竜也さんの芝居がけっこう好きなので、ちょっと今回観たいなーと思っていたところ、思いもかけぬGWが全部休みになるという事態にチケット手配しました。久しぶりの生で観る新感線。
ストーリー自体は、ちょっと細かく追うと、んー?ってとこがないわけではないですが、おおおおおおゴダイ様(高橋克実さん)格好いい!!!と、まあそんな感じでした。
いや本当に、本領発揮した時のゴダイ様が超格好良かった。
相変わらず北村さんはそんな役だし、河野さんもヒトイヌオなんておいしい役。
魅せるためにとことんこだわってるよなぁっていう殺陣もとてもかっこよい。
そして、なにより主役の二人がよかった。
……いや、ちょっとラギが純粋な役過ぎて入り込めねぇぇぇぇとかありましたが。キャスティングがこうなったわけだよな、って、真っ白な心が、真っ黒になったわけではなく何も寄せ付けないギラギラしい白に変わった感じの、そんなのがものすごく合ってた。
永作さんも一見華奢で守りたくなるけどそんなんじゃないシレンがとてもよかった。そんなに感情移入できるタイプの役じゃないので入り込めはしてないんだけど、守りたい、惚れた、ってのはよく分かる。
っていうか、狼蘭族って、そこ世界が(蛮幽鬼と)一緒なんかい(笑)
キョウゴクの新太さん、悪としては弱かったんかなぁ。やっぱそうだよねあんた娘ラブな真面目で王に忠誠を誓う侍なんかじゃないよね、こうでなきゃー、ちくしょうかっこいいな、とか思ってたけど、その後ババーンと「悪」で「華」があったのは断然ゴダイ。いやあんな人には男惚れするって。
あ、あとギセン(三宅弘城さん)の殺陣がすげぇぇぇ!!!(笑)
キョウゴクとのシーンはちょっとゾクッとしました。三宅さん、オツムの弱い感じのギセンの演技も好きだけど、やっぱ動かないと!て感じでしたねぇ。
そんな感じで。
ストーリー的にどうこう思い始めるとちょっと時々遠い目になるけど、じゃあ楽しめなかったかっていうと、楽しめた!スカッとはしなかったけど(それは話の展開上無理だ)夢中に観た!大阪までいった甲斐があったし、ぜったいゲキシネかかったら観に行きますよ(笑)
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