アイーダ前楽。4ヶ月ぶりくらいかな。
アイーダ/濱田めぐみ アムネリス/佐渡寧子
ラダメス/福井晶一 メレブ/有賀光一
ゾーザー/大塚 俊 アモナスロ/川原洋一郎
ファラオ/岩下 浩
男性アンサンブル
竹原大祥 吉元和彦 井水 類 川東優希
朱 涛 秋山光二 影山 徹 脇坂真人
女性アンサンブル
井上麻美 松下沙樹 遠藤瑠美子 松野 笑
艾 于涵 田邉杏奈 市川友貴 上延 綾
久々の佐渡アムネはやっぱ素敵でした。
森川さんのアムネリスの声や可愛らしいところも大好きでしたが、やはり佐渡さんのアムネリスは王女様という自覚がありつつも奔放に育ってる王女様な感じがして大好きです。刑を言い渡すアムネリスの姿は本当に泣けてきます。瞬きの使い方も上手いんですよねこの方。
ファッションショーのシルエットはそりゃぁ綺麗で。服を脱ぐシルエットすら綺麗。そしてはしゃぎっぷりとか、他の人たちが衣装を着て出てくるのを観ていてうずうずして止まらなくなって私もー!って壁の向こうに消える時に、顔だけちらっと出してこっちを観る姿が可愛いです。
福井将軍はずいぶんと将軍らしくなってて、素敵。相変わらずのら行っぷりですが(笑)、それでもカッコいいです。
阿久津将軍はいろいろ女経験してて、その上で全然毛色の違うアイーダという女奴隷に興味を持った、って感じでしたが、未だ私には福井将軍は、あの場で大立ち回りして怖じ気づかず自分に相対したアイーダという人物に興味を持った、という風に見えるんですよね。漢をみた!みたいな(笑)。
そして濱田アイーダは圧巻。前回観た時は少し短くなっていたローブでは、初演の頃の、そしてそれよりもっと鳥肌の立つような叫びで、ショーストップ。ローブも神の愛するヌビアも、途中乾いていて困っていたコンタクトが潤いたっぷりになってました。
歌だけではなく、間の取り方や表情、台詞。アイーダという女性がとても可愛くなっていて、ラダメスといちゃつく場面なんてもー抱きしめたくなるくらい可愛かった・・・・・
有賀メレブ。
山添メレブを観た時に有賀さんを思い出したくらい、有賀メレブって想像してたんだけど、まったく違ってました。なんだかこう・・・体育会系?しかも万年補欠なんだけどベンチから指示をだしたり声出したりリーダーシップはありますって感じかなぁ。「可愛い」メレブではありませんでした。あ、でもメレブって可愛いキャラじゃないのか(笑)。
ラダメスのことは恩があるので仕えてるけどそんなに好きでもなさそう。奴隷で召使いの域を超えてなくて、ラダメスとアムネリスのことは雲の上の出来事で、まあどうでもいいやって思ってるんじゃないかなとすら思えました。(ちなみに山添メレブはめちゃめちゃ展開に興味ありな感じですよね(笑))
ゾーザーのことは大嫌い?(笑)。
他の方から歌が・・・っていうのを聞いてたりしましたが、うーん・・・・今まで他の役を観ていて、それに比べたらちょっとうーんって思いましたが。山添さんて歌上手かったんだなぁと思ってしまいました。メレブの歌って、意外と難しいんですよね、音域広いし。有賀さん意外と声低いし。
演技はさすがだなぁと思いました。気持ちが全面に出てるというか、他の方がどうのって訳じゃないんですが、丁寧に歌に気持ちを乗せてる感じでした。
あ、でもおもっそかんだあそこ、言い直さない方がよかったような気が・・・・
大塚ゾーザーは前に観た時より自然になってましたが、やっぱり若いなぁ(苦笑)という感覚は否めません。あと、歌い方がやっぱり気になりますね。ゾーザーの演技をしながら歌っているからああなるのか、なんでかな。大塚さん好きなのにゾーザーは違うと思ってしまうのです。
井上ネヘブカ。不安定な部分もあるのかもしれませんが、ジャズ系のちょっと変わった声で、ものっそ好きです。感情の出方がとても好きです。アイーダ!って走り込んでくる姿がとても可愛かったです。京都で出られるかな。もっと聴いてみたいです。
アンサンブルさんたち。
男性アンサンブル。竹原さんの台詞が前より気にならなくなりましたね。初演から何度か観るうちに男性の受け持ち台詞がぐるぐる移動しましたね~(笑)。あ、脇坂さんのゲッバイヤは素敵でした。
やっぱりピラミッドのダンスは大好きです。
女性アンサンブルはお初の方が多かったなぁ。でもやっぱり遠藤さんに目がいってしまいます。艾さんは相変わらずベリーダンスで貞子状態になって怖い~~(笑)。あと、田邉のダンスが好きです。背中の反りとか素敵。
そういえば、ファッションショーのオレンジの衣装は初めて観ましたが・・・・・すげぇ!(爆笑)
駱駝乗ってるしなんか球体が乗ってるけど中でぐるぐる回ってるよ!!つかそれ衣装っていうか仮装だろ!?(笑)
気になったのは女性アンサンブルでお一人地声張り上げる方がいらっしゃったのか、時折キンとした声が響いてたところかな。
明日でアイーダ大阪は千秋楽。
なりやまない拍手や声援に応え何度も何度もカーテンコールが繰り返されて、何度目かのコールに応えて出てきたアイーダ、ラダメス、アムネリスの三人。
顔を見合わせ、福井将軍が満面の笑みで両手を広げ、両側から他の出演者を呼び込もうとした瞬間に、緞帳がするするするーっ(笑)。場内爆笑。ブタカンさんとのコミュニケーション悪かったみたいです(笑)。
そして再び開いた幕の向こうにはバツの悪そうな福井さん。
その後、もう一度同じポーズを取った時に再び場内爆笑。
そんなアクシデント(?)もあって本当に最初から最後まで楽しめました。
アイーダカンパニーのみなさん、歌もダンスも激しくて、さぞや背中が痛かっただろう演目で、もう契約切れて一足先に楽を済まされたみなさんも本当にお疲れさまでした。