通常のカーテンコールは比較的あっさり終わりました。
曲が終わって拍手の中、普段なら曲が終わるともう一度幕が上がったりしますが、今日はなにやら 「 のし、 のし、 」 とのしのし歩く声(笑)がしてきました。振り向くと、下手横ドアから、ムファサ、スカーが連れ立って歩いてきます。
自ら言うようにムファサはのしのしと歩いているのに、スカーは比較的すたすた。そして、たて向きの通路に差し掛かったところでスカーが口を開きました。
「なぁ兄さん。俺たちはいったいどこへ行くんだい?」
兄さんは応えました。
「シンバがお前に素晴らしい贈り物を用意しているんだ」
この辺りですでに場内爆笑。
要は峡谷でのスカーと子シンバの会話をほぼそのまま再現しながら歩いてるんです(笑)。もちろん「ボク」じゃなくて「オレ」とか語尾が若干変わっていますが(笑)。
「教えてしまってはシンバに悪いよ」
「教えてくれたっていいじゃないか。オレ、驚いたフリはできるぜ?」
階段のところで茶目っ気たっぷりに答えるスカーの顎を軽くわしっとつかんでうりうりと動かしながら
「悪いヤツだね!」
と返すムファサ。(つーかすでにあれは深水すk・・・)
もう一言発するたびに、動くたびに場内は笑いと拍手で一杯になりました。
舞台では緞帳があがると、峡谷のキリン影絵をする時の場面。
「さぁ、シンバを待つ間、お前のその杖でネズミをつっつく練習をしてな」
と言い残し、「のし、のし」去っていくムファサの背中に向けて、おどけてフェンシングのようにしゅっしゅっと杖を繰り出して送り出す弟スカー。
ぜ っ た い こ の 兄 弟 仲 良 し で す 。
そして「しゅっ、しゅっ」といろんな方向に繰り出す杖を上にしゅっとやった瞬間、先っぽからしゅぽんっと花(っぽいもの)が飛んで出てきて場内拍手。芸が細かいな!!(笑)
その花を得意げに振った後に、センター辺りを見ながらふるふるっと振って、ほいっ。と投げた先は明後日の方向。下手の最前列の人がゲットです。バストファジョーンズさんにはこんな真似できません!(笑)。さすが小悪党スカー!
そこへヌーの大暴走の音が!(笑)峡谷の幕が上がり、下手の袖上のほうで、シェンジとバンザイが笑います。
峡谷の子シンバよろしく、その場で逃げる真似(多分子シンバの走る方向と同じなんだけどスカー走り(笑)。でも一瞬マツケンサンバっぽかった・・・)をするスカー。
ヌーの大暴走の時のムファサとザズと同じタイミングで下手にシンバとザズ登場。
「ご主人様。ティモンとプンバァが
移動を始めています」
「奇妙だ」
そりゃ奇妙だろ(笑)。
舞台では持丸12枠さんがプンバァパペットを持って暴走中。
そこへムファサ。
「シンバ!大変!ティモンとプンバァがハイエナに!エドがプンバァにかみついてー!」(爆笑)
ムファサの叫びにシンバは怪訝な顔をして一言。(はぁ?って感じで)
「プンバァ?プンバァがかぁ?」
そこに舞台にはライオネスとハイエナの闘いの時に使っている布壁が登場です。ゆっくり歩いているので先頭と最後の俳優さんの顔もはっきり見えました。
ティモンとプンバァが「ついにきたがや!」「なにがぁ?」と名古屋弁で掛け合いながら、そして闘っている影絵の変わりに、1つの光につき1つずつ文字が。
闘いの時と同じように壁はいろいろ移動していて、移動→影絵の代わりに文字→移動→シーン→移動→文字な感じでやってたんですけれど、そのシーンの一つ一つが、プンバァがハイエナに食いつかれていたり、
プンバァがハイエナに食いついていたり(Σ食ってやがる!(笑))と、そっちが気になってしまって肝心の文字はあまり覚えてませんが、最後は壁がぴっちり立っている状態で「そして・・・」だったのだけ覚えてます。
シンバが吼え、上の隙間から、降りてくる文字が見えます。「ありがとう2周年」
「そして、今」
すでに拍手が沸き起こる中、覆っていた壁が去っていきます。
「にしゅうねーんっ!!!」のことばと当時に、いまやすっかり定番ではないかというシルバーテープがぱーんっとシャワーのように降ってきました。
そこには役者さんたちが全員板についた状態で、前には「2005.6.8」のでっかい文字。
栗原さんが代表でご挨拶。
以下公式サイトにこの模様はアップされました。写真はそっちを見てくださいね。
簡単ですがこんな感じで。
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