4月5月は専門学校の進学相談会を開催しています。
各都市で、就職ガイダンスみたいにいろんな学校のブースがあって、高校生が来て、興味のある学校の話を聞く、というスタイルのもので、私達は高校生の希望を聞いて、こういう学校に行ったらいいよ、というアドバイスをしてまわるのですが、ここ数年増えてきたのは、「この系統の学校に行きたい」とはっきり言える子が減ったなぁ、ということ。
もちろん、専門学校は大学に比べて専門性が高い分、卒業した分野と就職する分野が似通っていることが多いので、悩むのはわかるのですが・・・・・
美容とビジネスと医療を一緒に希望するっていうのはちょっと大まかすぎやしないか・・・・・
ってことです。なんだろう。夢と希望と現実なのかな。
10年近くこの仕事やってますが、毎年増えてきてます。あと、3年生でも「まだ何も考えてなーい」って言う子も増えたかな。
あと、これは専門学校の先生と話していたのは、最近専門学校も大学化してるかも、と。
大学化というか、「必ずしも学んだ分野に進むとは限らない」ことが増えてきたらしい。
以前のように「手に職」を目標として専門学校に進学するのではなく、とりあえず就職する前に進学しておこう。でも大学は行けないから専門学校~、っていうのが増えたんじゃないかなってことで。
どうなんだろう。
まあ、ぶっちゃけ資格持ってても使えない奴ってのも多いし、デザイン専門学校出てた制作マンがすごくよかったかって言うと使えなかったり、そんなもんだと思います。
もちろん、中にはやっぱ違うなーって人も多いです。
でもねぇ・・・・
自分は大学出て、しかも小学校教諭の免許持ってますが、こんな仕事してますし、就職ってそんなもんだと思ってるけど、専門学校って選択肢は今後どうなっていくんだろうかなぁ。
ちなみに、「大学全入時代到来」なんて言われてますが、それは単に高校生の卒業人数と、大学の総定員が同じになるってだけで、いい大学の倍率が高くなっていくってことだし・・・・まあ確かにどこの大学でもいいよーってなら入れるかもしれないけど、とりあえず愛知県の高校の進学指導に多い「とにかく大学へ入れよう」ってのは、間違いだと思うんですよ。
だって、下手な大学行ってわけわかんない生活してるくらいなら、やりたいこと探して専門学校行った方がいい子だってたくさんいるはずだもん。
もちろん大学ってところはいろいろ勉強できるから、それに向いてる子はどんどん大学へ行かした方が、その子のためになるかもしれないけど、目的がはっきりしている場合は違うでしょう、と思うのです。
そんなわけで、進学に悩んでる人がいたら、たくさん学校調べて、夏は可能な限りオープンキャンパスにいって雰囲気見て、できれば授業見学とかして、自分にあった学校を探してくださいな。
あ、そういえば今年は「声優」と「アニメーター」と「四季」を聞いてないや>毎年必ずいる
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