Blast!メンバーの石川直さんとアダム・ラッパさんの作った舞台にSさんと行ってきました。
目の前が舞台というすごく良い席!
椅子の真ん中が盛り上がっててなおかつスプリングがバインバインという、前世紀の喫茶店のソファみたいな椅子だったりとか、なんだか新鮮(笑)なホールでの「鼓喇舞」。
メンバーは公募、という状態。どんなものなのかドキドキ。
斜め前に座ってるお父さんは、なぜだかすぐに後ろの方を振り返るし、隣の親子は出演者の身内みたいだし、スタッフらしき人たちが後ろで大盛り上がりだしで、ちょっと生暖かくなりながら見ていたのは否めません(笑)
ということで、ちょっと辛口感想になりそう。関係者の方、いたらごめんなさい。出演者とはまったく無関係な私の、正直な感想。
えーと、ぶっちゃけ「素人さんの(公演でなく)発表会だなぁ」という感ありです。なんでしょうね。構成はまあ、いいんだろうな。ねらい所はわかるし、曲の編曲や選曲もよかったと思います。アイディアもよかった。セットも。Blast!意識しすぎなんちゃうか?て気もしましたが(笑)、それはしょうがない。
でも・・・ちょっと、キーとなるダンスがコンテンポラリーで、なんかこう、流れに沿ってない時があるというか。もっとイっちゃっていいよ兄さん!て感じで>なんだなんだ
全員ががんばってること、楽しんでいること、いっぱいいっぱいなことが、ひしひしと伝わっているんだけど、その場を共有できない種類のそれだったんで、置いてけぼり気分。高校の文化祭の出し物を見ている気分になっちゃうこと数度。しょうがないといえば、しょうがないのか。一度自分たちがやってるのをビデオで撮って、他人の目で見てみるといいのかもねーと思いながら見ていました。
多分。自分の友達とか知ってる子が出ていたら、気にならないんだと思う。がんばってるね!いい舞台になったね!って。カテコで泣いて抱き合ってもいいと思う。
動きとか表情とか誰かビシバシと泣かすくらいダメ出ししなかったんかなぁ・・・・
とはいえ。そんな中のプロ二人、すごかったです。
自分打楽器出身なんで、直さんの超絶ドラムもすげー!すげー!と手元ばかり見てました。が。
それよりもアダム・ラッパの超絶なダブルタンギングにハイトーンがすげー!そして音。やっぱすごいです。この人のペット好きだなぁ・・・Blast!でソロとってるだけあります。芝居っ気も茶目っ気もたっぷり。どうしても目が追ってしまうのです。
他のメンバーはどうしてもやはり「素人」ということばがちらついてしまう舞台でしたが(表情、動き共にすげー中途半端にしか見えん!!)、プロ二人の技に観に来てよかったよー、と二人で大興奮してました。
あ、でも「鼓」のパーカッションセクションは、めっちゃよかったです。元々力のある人たちなのかな。直さんと一緒に練習したりして触発されてるところもあるかもしれないけど。みんな大学生くらいかなぁ。太鼓部隊だけの舞台が観たいと義姉が言ってたくらい、太鼓はよかった。
金管はそれなりに。どっかのブラスかマーチングの部からごっそり連れてきたんじゃないかって感じでしたが、それでも公募でいろんなところから集まってるのかな?
ホルンの子は上手かったかなぁ。ソロを取ってる人たちの音が、いまいち色気がなくてびみょーでした。下手じゃないんだけど、5000円とってやってる舞台、と思っちゃうとびみょー。
そしてガードの人たちは、うーん・・・あんなものなのかなぁ。高さとか物足りなくて。ライフル4人投げて決めポーズで2人落としているのは無しでしょう。うちのスタジオなら罰金1万円です(マジ(笑))。
なまじスタジオにトワリングのチャンピオンとかいて、すごいの見てるんで、うーん・・・と。
あと、カルメンの衣装をジャズシューズで踊るのはちょっと変だと思う。あのくらいなら、ヒールで踊れると思うんだけどなぁ。
そんな感じで、ちょっともにもにしながらも、Blast!前に、それなりにええもん見たな、と。素人さんの作った舞台だと思えばこんなもんかなぁ、というレベルではありましたし、ドラムラインについては文句なしです。
これで終わりにするんじゃなく、第二、第三。それよりも。大阪だけじゃなくてせめて東名阪か東阪くらいでやれるくらい作り込んでください。あと、公募メンバーでもきっちりびっちりたくさん集めてびしばしオーディションすべきだと思います。
っていうかさ。
かなり早いうちにパンフなくなってたみたいだし(だから誰がどういう経緯で参加してるのかさっぱり)、アンケートもないってどうよ!!!アンケート読んで、ああ、頑張ろう、とか、よかった!とか、反省したりとか、次につなげることができるんじゃないのかな。
運営スタッフたちがダラダラやってるのはどうよ!!!
という、そっちが気になってしまった私達でした。
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