2005年公演の9月以来のブラスト!。直さんで始まるボレロは丸2年ぶり(前回東京公演8/14以来もっとも前回鼓喇舞でソロ観ましたが。)。
前回のブラスト!公演はツアーが長かったのでか、かなりお疲れな音が多いわフラッグやライフルはぼてぼて落ちるわで、ちょっと不完全燃焼な部分がありましたが、今回はクォリティが高かったような気がします。そして人数が多いので音は厚い。
今回は総勢50人とはいえ、多分スウィングとかで実際には40人ちょっとだと思うんですが(全員が出る場面で数えればいいんでしょうけど、誰がそんなことできる!?(笑))この日はアダム・ラッパとデイヴがお休みだったようです。
2:MIXが個人的にはいまいちだったので(木管が入ったりVEとは別の意味でのヴィジュアルに凝りすぎてて逆につまらなかったなぁ、と。blastの一部、と考えちゃうとなんか違うと思ってしまう)、久々にブラスト!って感じで燃えました。名古屋来て欲しかった!交通費考えなく通いたかった!(笑)
えーと、ホントに感想でしかない感想をばっくりと長々と。
検索で辿りついた方、こんなで申し訳ありません。キャストさん間違ってたら言ってください。
+Bolero
ライトの中硬質なスネアから始まるボレロはやっぱりカッコいいなぁ。
今回の座席が実質2列目の通路横だったので、ピンで観るにはもってこい。しかし曲が盛り上がるにつれてどこを観ていいのやらわからなくなってきました(笑)。
あと、後半でセンターブロック両側の通路にスネアが曲の盛り上がりに併せて1台ずつ増えるんだけど、それも見えないので、いきなり後ろからスネア音が増えてちょっとびっくり。それでも音が増えるだけでちゃんと一本の音に聴こえるからなぁ。
そしてあの、いい加減にがしゃーんと叩いているようでちゃんと響くシンバルなんかも、さり気に凄いですよ。腕力も必要じゃないかと。あとは、あんな風にバスドラム叩いたら気持ちいいだろうなぁってジャンプ叩きとか。あれすごくやりたい。
てか、ドリューが上手に現れた瞬間「Σでか!」って思いました。そりゃぁMonsterって言われるかもね(笑)。実際にはどのくらいの背だったのかな。近くに立つことがなかったけど。190cmくらい?
+Color Wheel
ブラスト!ではマリンバやグロッケンみたいな鍵盤打楽器の音がけっこう鳴っててちょっと意外なんですが、そういえばマーチングやってた時にベルリラ(リラグロッケン)は曲中ずっと弾いてたなぁと古い話を思い出しました。この曲でのマリンバの音、2幕の『MarimbaSpiritual』とはまた違った響きがけっこう好きです。私にとってcolor Wheelはパーカッションの響きを楽しんで、ヴィジュアルアンサンブルさんを目で楽しむ曲です。
「Violet」の繰り返しから曲が移っていくところは相変わらず好き。
+Split Complimentaries
今まであまり意識してなかったんですが、ホーンのベルの向きに合わせてPAさんもちゃんと音を左右に振ってるんですね。前の方だと生音とスピーカー音が別に聴こえるのでちょっとだけ気になりました。
フリューゲルホンを飛ばすお姉さんもですが、側転の人の側転がきれいなんですよー。
この曲は目を瞑って聴くといいんだろうなぁとも思うんですが、ブラスト!に於いては、それは無理!!(笑)
+Everybody Loves the Blues
えーと、あの髪型とか顔の雰囲気からすると、ソロ吹いてたのはアンドリューかな?
アダム・ラッパでも聴いていますが、けっこう彼の音のが好み、かなぁ。ちょっと柔らかい感じもするんだけど、綺麗に伸びていたハイノートが素敵でした。
あ、でもはっちゃけ方はやっぱアダム・ラッパのが好きかも?(笑)
上のボックスの中の人たちとか、椅子の上にいい加減に座ったりブーイングしている人たちを見てたりするのも好きです。
+Loss
あれ?降りてきたの、女の人だ・・・・と、ちょっとびっくりしました。金髪だったし、キャメロンだったと思うんだけど・・・。
上が女性だと下での演技がまたちょっとびみょーなんですが(笑)、でも綺麗な音で、これまた耳はソロを聴きつつ、目はブルーな舞台へ。
+Simple Gift / Appalachian Spring
グリーンのパートでは、すごーくゆったりと、柔らかな風がさわさわと流れてくる感じで大好きです。山、だよなぁ。冒頭のシンプルギフトのアカペラはとても綺麗に響いてきて、今回メンバーが多い分やっぱ音に厚みがありますね。
中盤のSubito Allegroの部分の展開も好きです。マリンバってよりシロフォンかな?高めの鍵盤の音とかけっこう好きだなぁ。原曲でもパートがあるんですが、それ以上に鳴ってますね。結局木管楽器の音の代わりもしているんでしょうか。ピッコロとかそんな高めの楽器。
そして、羽のようなフラッグはいつ観ても素敵。あの部分のゆっくりになった部分の編曲っていいなぁ。音に合わせて男性のVEが草のような手具(あれって結局なんていうんだっけ)をカノンで投げるとこも好きです。
+Battery Battle
そんなゆったりした空間を破るようにして登場してきたドラムは・・・あれ?デイブって、こんなに小僧だったっけ?>謝れ!ランスに謝れ!(笑)
ということで、今回はデイブがお休み。(多分)ランスと直さんによるバッテリーバトル。
あ。でもランスのスティックさばきはけっこう好きでした。あと、なんかちょっとコミカルで、可愛い。やんちゃ坊主が「ほらほら、みてよ俺こんなことできるんだよ!」って主張するよーな(褒めことば)。
毎回少しずつ変わってきてる気はするんだけど、今回はパントマイムでピストルの撃ち合いみたいなのがあって、マイムだけかと思ったら、顔の横で握った銃弾(笑)が手のひらから零れ落ちたりして、凝っていましたね~。
ドラムラインは今回多かったような気が。確か12人。後半のブラックライト当たってスティックが動くところ好きで、あれ観てるとすっごくやりたくなるんですよ(笑)。あの目隠しはどっちかというとブラックライト対策だとは思いますが、実際に見えないのかなぁ。
余談。兄(こちらも元パーカッション。別の日に観に行っている)とブラスト話してたらやっぱり同じことを言っていて、しかも兄は高校教師なので、文化祭とかでやりてーとか言ってました。無理だろう、テニス部顧問(笑)。
+Medea
カッコいいですね。バトル!な感じで荒々しいですが、曲がカッコいいし面白い。
自分が吹奏楽部でパーカッションをやってる時には、楽器を手荒に扱うなんてありえませんでしたが(シンバルが曲がるー!!とかね(笑))、許す!って思えちゃう。うーん。吹奏楽コンクールでこういう編曲で構成でやったらやっぱりダメなんだろうか。どっかチャレンジしないか?だいたい普門館でミス・サイゴンが自由曲になるくらいだから何やったっていいんじゃないかと>レベルが違います。ってか古いよ
+インターミッション
今回は階段下のロビーだったから、どこからでも遠いなりにでもちゃんと観られてよかったです。
でもやっぱ声が聞こえなかったり(ドリューの「どんだけ~」は聞こえました(笑)。ジョーイは「欧米か!」って言ってたのかな)、ジョーイが床で踊りだしたのはまったく見えずで残念・・・。
今年の地獄のメリーゴーランドは馬跳びっぽいのが入りましたね。そういえば大阪では柱を蹴るという動作が入ってたし、毎度よくやるなぁ。
デジカメを持っていたのでちょっと動画で撮ったのですが、メモリがいっぱいになっちゃった・・orz
+Color Wheel Too
このシンプルな色彩を言っているだけの曲が好きなのです。存在を主張しながら溢れかえる色。
あれ、多分プレスコなんだとは思うけど、マイクつけてるのかな?声の絡み、フラッグの絡みがすごく綺麗で好きなシーン。DVD時代のよりこっちのが好きなのです。もう一度DVDを作る予定はありませんか。
そういえば、過去3年分観てますが、毎度VEの中で気になる人は、冒頭の6色出てくる2番目のブルーさんばかりです。ということで、今回はRJ(笑)。プエルトリコ系の人とかそんな人ばかり気になるのか、私。そんなにシャーク団が好きか!ああ好きさ!>関係ないだろう
+Gee Officer Krupke
近すぎてどこみていいのかわかんねー(笑)
誰かを追うと誰かを見逃し、って感じであわあわとあちこち観てました。基本的に女性キャストさんのが強い?(笑) ありとあらゆるところでぐちゃぐちゃいろいろやってて、ホント楽しいんですが、観ていたネタよりも見逃したネタのが多すぎます。一回観劇じゃ少ないー!
デボラのトワリングは相変わらずすごいですねー。名古屋で2本だと思ってたバトンが3本だった!の辺りでかなり「おおー!」ってなっていたのを思い出しました。キャッチも綺麗に決まりました。
マイクの一輪車は、最後の最後でポーズが間に合わなかったのが残念!(笑)
クラプキ巡査とかこの後のLand of~を観てると、大昔カナディアンブラスがサボテンロック(※)を頭に乗せて吹いていたのを思い出します。とても古い話ですが今でも映像だけは覚えています。これ、ブラスト!で検索してたどり着いた人たちの中でおぼえていらっしゃる方いませんか?
(※サボテンロック 昔流行った「フラワーロック」の親戚。サングラス掛けたサボテンが音楽に合わせてぺこぺこ動くおもちゃ。めっちゃかわいいです)
+Lemontech
前半のフラッグの飛んでくるのが気持ちいい!前回見たときには、長いツアーでお疲れだったのかダレちゃったのか、フラッグが落ちたりタイミング悪かったりと散々だったのですが、今回は綺麗に飛んでました。3人並んでてカノンで飛んでくるのにキャッチは同時、とか、受け取る方もだけど投げる方グッジョブ!て感じ。舞台が広いから一度に舞台上にいたVEさんも多かったのかな?あんなにフラッグ飛んでたかなぁ。フラッグパートのホイッスル鳴らしながらやってるところも、歌より大変じゃねーかとか思うんですが。
後半、時計のような棒型のサイリウム内臓みたいな棒。暗い中に浮かび上がる光。かしゃんかしゃんと聞こえる音とか、その雰囲気がとても好きです。その後のライフル型の方を最後手の甲で回して暗闇の中に光る円とか、ヴィジュアルアンサンブルさんたちが、まさにヴィジュアルで楽しませてくれる、ブラスト!の中でもすごく好きなパートのうちのひとつです。これもDVDにはこれとしては入ってないんですよね。残念。
+Tangerinamadidge
お、手拍子でないんだ。
「コンニチハ~~~~」って言った瞬間は、その前のパフォーマンスへの拍手でかき消されてて、ちょっと残念でしたね(笑)。コンガ叩いてたのはベン?と顔を見合わせてました。
ディジリドゥ一回吹いてみたいです。やっぱ腰を振らねばならんのかな>要りません
音が回っていく響きが好きです。不思議な気分になります。響きが気持ちいいー。
+Land of Make Believe
最初のチューバを巡って奪い合いの時に、ちびっ子VEさんが出すオレンジのスカーフと、その後のジェイソンのスカーフのサイズの違いが、体格差よりも可笑しかったりします。
2列目という中途半端な位置の前では誰も金管さんは吹いてくれなくてちょっとさびしかったです。2階席のソロも振り返るのもなんだしなぁって見られず。誰だったのかな。
・・・ので、チューバ隊を観察してたりして。VEのRJとかが楽しそうにリズム取ったり歌ったり・・・って、吹く真似すらしてねぇ!(笑)とかそんな感じの。
近くで吹いていた人のTシャツを見たのですが、なんか、プリントっていうよりも、オレンジのペンキで書きました!って感じの四角でした。あれは、そういうラフな線になっているのか、手書きなのか、どっちなんだろう。
クラプキ巡査でも書いてますが、この曲の場合は、ベース隊全員の頭の上に、サボテンロックの幻影が見えるんですよね~(笑)。ものっそい可笑しいです。でもジェイソン似合いそ・・・
初めて見たときのちびっ子VEさんはケイシーでした。曲にもなっていない音がデフォだと思っていました。
今回はそれなりにチューバ吹いてるじゃん(笑)>素で拍手
+Spiritual of the Earth:
MarimbaSpiritual / EarthBeat
マリンバ・スピリチュアルは、ヴィンスのソロももちろんですが、上のボックスのヴィブラフォンとかグロッケンも見てたりします。
アース・ビートでは後ろや上手でどっかんどっかん叩いている他のパーカッションも楽しみです。えーと、歌ってたのもランスだったのかな?若々しかった気が(笑)。
ナターシャがいつも楽しそうで、彼女を観ていることが多いです。
+Malaguena
赤と黒のコントラスト、うずまく光、音。VEの繰り広げるちょっとしたドラマ(笑)。情熱の赤、マラゲーニャ。めちゃめちゃカッコいいー!どのパート観ても燃えてきます。
で、この曲、やっぱりジム・ムーアはカッコええなぁ、って目で追ってしまいます。冒頭のデボラと絡んでいる辺り、すごく存在感あります。
全体的にホント好きなのですが、マラゲーニャからボレロに移る一瞬のブレイク。音だけは静かなんだけど、静寂とは違ってエネルギーを溜めて溜めて、次の爆発を待つ瞬間って感じがしてすごく好きです。
メディアと同じく、ブラスセクションが華な曲じゃないかと。TPの高音が気持ちいい。そして整然とした動き。
ダンスと違うんだけど、踊っているみたいに、絵を描くように、時に全員で、時に個々に、隊形が動く。
この曲が一番ドラム・コーっていうか、ドリル演奏を思い出します。あ、そういえば私小学校のときちょっとだけティンプトンやってたなぁ、小さいのに(当時130cm以下/笑)。マーチングタム(ティンプトンは鈴木楽器の商標)で歩き回る直さんを観ていて、高校時代に某高校から空自に行ったM先輩を思い出しました。
そして今回一番印象に残っているのは、RJ。そもそもが動きとか好きなので2:MIXの時も目で追うことが多かったんです。が。
ボレロの最後、私の前の方にいたのですが、ラストのポールをぶんぶん振り回して、曲の終わる寸前に床に置いたのが失敗したのかなんなのか、終わった瞬間、何やらつま先でポールをぐいぐいと動かしたりしてたんですけども。
てーい!クネクネと身体をくねらせながら恥らうな!!
可 愛 い か ら !!
いろんな意味で気になっちゃうだろ!!!(笑)>どんな意味だ!
(でも後日談、ブログの方に『RJ(アルジェリーナと呼んだほうが喜ぶかも)』って書いてありましたね(笑)。そういうキャラなんか!(笑))
↑続きを隠す