前日にホテルでキャストチェックをして、とても観たかった花代ピコが吉沢さんにキャストチェンジしておりちょっと叫んだりしてましたが(笑)・・・そんなこんなで臨んだ好き演目夢醒め(本編)です。
ロビパフォの内容、本編共に大量のネタバレを含んでいますので、楽しみに取っておきたい人は読まないでくださいね。
ロビーパフォーマンス
ということで、ロビパフォはほとんどというか、正式に「ロビー」パフォーマンスは観れませんでしたー(しくしく)>自業自得
…なので、ほとんど入口の足長ピエロさんたちのところにはりついていたのですが(笑)。
今までと同じように、開場時間=ロビパフォ開始ではなく、10分くらいからだったのかな。
マイムのパフォーマーさんが奥の楽屋口から顔を出したところから、パフォーマンスの始まりです。車に隠れたり、視線が合うとずかずか歩いてきたりと挙動不審な動きを繰り返しながらじわじわと入口に近づいてきました。手には鳩時計(武器)。
そのまま彼女はカフェの前の広場のほうに移動(したと思ったら、その後カフェのテラスで客席に乱入してキョドってました(笑))。しばらくするとフルートの方、続けてチェロの方が登場して広場のほうへ。しばらくしてパフォーマンスが始まったようです(観ていない)。
そうこうするうちに足長ピエロがやってきました。
ハイタッチを繰り返し、時折手を手前にひくといういたずらをする吉原ピエロはめっちゃいい笑顔。
野中ピエロは片足で跳ねたりタップダンスの真似事をするなど、高等技術を繰り返します(笑)。それに対し吉原ピエロはできませんできませんーってジェスチャーをしたりした後に片足で立とうとしてよろける、というお約束をして遊びます。
この日は金曜ソワレなのにLKが休みだったので人数は少なく、比較的入口も混雑しませんでした。後半には女の子ピエロがやってきて、吉原ピエロにシャボン玉を吹きつけると吉原ピエロが、ぅがーーーーーっとシャボン玉を叩き壊す、というのを繰り返していて可愛かったです。お客さんにもシャボン玉を吹かせたり、うっかり相棒の顔にシャボン玉を吹きかけてしまい、ぴるぴるぴるっと顔を振る様はホント可愛いです。
今回は(差別用語となっていますが、慣用句として)せむしの鉤鼻の魔女?がいて、先がぐるっと?のようになった杖を持ち徘徊しています。で、この杖の先で後ろからクビを引っ掛けたりするものですから(笑)、けっこう悲鳴があがっています。女子高生の集団が悲鳴を上げながら逃げるというほほえましい光景も見られました。
この老婆、しばらくは広場方面にいたのですが、入口が比較的引いた頃にはチケット売り場の辺りまで来ていて、近くまで来たので見つめ合ってしまったりしたんですが(笑)、その後当日券売り場に立ち、チケットボックスを覗き込む背中がちょっと寂しそうでした(笑)。
ふと視線を道路側に移すと、万華鏡の横に立つ内田兵隊と目が合いました。
満面笑みでおいでおいでと手を振るので近づくと、ここ覗いてー♪と覗き穴を覗かせてぐるぐるハンドルを回します。ガラスの組み合わせのやつなのかな?ひとしきり堪能した後にありがとうーってご挨拶して写真を一枚撮らせていただきました。めっちゃ笑顔可愛い・・・ ちょっとくらくらしながらありがとうございますって(どうでもいいけどロビパフォやってる人と会話すると、こっちも何故かジェスチャーになりません?(笑))したら、手を差し伸べてくださったので握手。
そうこうしているうちに中に入れましたので中に入りました。
そういえば時を告げるのは仮面の紳士になったのかな?後姿しか見なかったので、どちらの紳士かわかりませんでした(だってサイズあまり変わらないし…)。
舞台パフォーマンス
入ったときにはリングのマジックでした。
今回は強力ボケ役の石野さんがいらっしゃらないのでどうかなーって思ったら、なんとなく、櫻井ピエロがボケ役ってかアホの子(not悪口)な感じだったんでしょうか。
ショータイムのベル。
それを聞いた女の子ピエロさんたちが、舞台の両端にあったバルーンの照明を吹き消して、ころころと袖に運んでいきます。
倒立をする白黒ピエロ。ピエロの倒立はまっすぐで綺麗。
名古屋から夢夢フル参加の大石さんは相変わらずの挑戦的な笑顔が素敵です。そういえば、おねーさま二人に手を振る小人たちって2人でしたっけ?
人いろいろ
+吉沢ピコ
樋口ピコ=東京下町、花代ピコ=大阪下町、という表現を今までしてたんですが、吉沢ピコ=ブロンクス、な感じで(笑)。
いや、全体的におてんばというよりいい意味でも悪い意味でもがさつな子どもに見えたというか。座る時や歩くときにのしのしがに股であるとかそういう雰囲気が。小柄な方なのも手伝ってか、12歳のこどもが好奇心で動いている、という感じが良く出てました。特に遊園地シーン。
はしゃぐというより興味津々に観てまわる感じで(もちろんはしゃいでいますが)、非常にこどもっぽさが出てました。可愛らしかったです。
ただ、音域が合わないのか高音域と低音域が一部気になってしまいました。特に霊界空港を去る時に「何か伝わるわ皆から♪」の後に、「愛をっ」でぶつっと切れて、近くで見たら本当に泣いていたのかもしれませんが、がばっと腕に伏せるように泣く演技だったのですが、さらにその後また普通に繰り返してもう一度伏せる(つまり「あなたのためにー」が一度もピコは歌わない)というのがちょっと不自然に見えてしまいました。せめて片方は違う演技にしてればなぁと素人ながらに思ったのですが・・・。
また、ラストの「あーあー」も2秒くらいでぶつっと切れてしまってなんとも言えない気持ちになってしまいました。伸ばせばいいというものではないとも思いますがせめてもう少し伸ばしてほしいなぁと。
個人的な感想ですが、マンマでポップスの歌い方をする吉沢さんの歌はいいと思うんですが、ミュージカルでポップスな歌い方(地声であるとかそういうのではなく、拍の取り方や節、かな…)はあまり合わないと感じるんですよね・・・ 歌手吉沢さんの歌は好きだっただけに、舞台で見て自分ががっくりするのはなんだかなぁというのが正直な感想です。カテコではソロ以外は全部低く歌っていらっしゃいましたし。もちろん歌だけじゃないのでピコにミスキャストと思ったわけではなく、むしろピコらしさはすごく出ていらっしゃると思うので、もう少しこなれてから観てみたいなぁと思いました。ちょっと今は自分の中では消化しきれませんでした。
+花田マコ
ここまで豪快に日本人じゃないとわかる台詞を聞いたのははだかの王様登場当時の王クンさん以来です。花田さんはサ行の発音が苦手らしく、ちょっと江戸っ子風味(シがヒに・・・)。気にしてしまうと最後まで気になってしまうと思います。
でも声は綺麗。歌がうまいなぁと思いました。ただ多少アンバランスなところがあって、時に吉沢さんの声を掻き消すくらいに大きい声も出ます。まだ舞台はきついかも・・・という気もしますが。
あ、あと第一声がすごく低くて吃驚しました(笑)。
発音がクリアになれば個人的には好きかもしれないマコでした。
+早水マコ母
名古屋、大阪、東京と観て、単に歌のうまい人、という印象だったのが、母としての愛を感じるようになったというか、すごく演技面でもよくなってきたなぁと思いました。もちろん歌もよくって大好きです。
+有賀メソ
正直前回アイーダのメレブを見たときに、歌が不安定で「どうしたよ・・・」って思ったんですが、全然そんなこともなく、やっぱり有賀さんのメソ好きです。以前より細かな表現になったというか、一歩間違うと遠くから見ている人には立っているだけに見えるかもしれないような演技の幅なんですが、ちょっとした動きやしぐさなどが心の動きが見て取れてすごく好きです。
また、パワーアップしたのはローラーブレードもです。遊園地シーンの後半、メリーゴーランドのように皆で回るときに、へっぴり腰の人もいる中、一人片足でついーっとすべりさらに片足を上げて手もあげておどけた表情。ピコを迎えに行くときなども片足で滑ってもう片方はちょんと支える程度で軽く滑ってくるのはさすがだなぁと思いました。 今回仮面の紳士の相方須永さんが同じくらいの身長なので、シーソーはバランスが良かったのかすごい勢いで上下してたのがめっちゃツボでした。
+光枝デビル
デビル役を他の方がすることができるのかなぁ、と思うくらいにはまり役でいらっしゃるんですよね。いつ観ても素敵なキャラクターなのは、デビルというキャラクターがいいのか演じられる光枝さんが素敵なのか。
「みんなのために?」といいながら、自分を睨む人々を見て回る時に、舞台、客席とみて、ちゃんと3階までみていらっしゃるんですよね。芝居の間も大好きなんです。
アルプに、デビルの台詞はおねえことばではないというのが載っていたと思いますが、きっとそれだと普通のカッコいいオジサマなんじゃないかとか思っちゃうんですけどね(笑)。
+藤原エンジェル
相変わらず地面から数ミリ浮いてそうな感じのエンジェル>ドラえもんか!(笑)
この人の発声はどうなってるんだろう。ちょっと現実感のないふわーっとした声だと思うんです。
やっぱりグレイトリオがメソをリンチしようとする時にはデビルに助けを求め(自分でとめろよ(笑))、挙句になんだか二人で組み合ったままぐるぐる回ってて笑えます。世渡り上手そうな現代っ子新人エンジェルな方向で自分の中ではインプットされています。
しかし相変わらず2幕冒頭で子どもたちをつれてきたときに「エンジェルどこーっ!?」って感じに同化し・・・げふげふ
+野中ヤクザ
光枝デビルと同じく、本当にはまり役だなぁと思います。強面なんだけど妙に義理人情に厚くて涙脆くて人がいいヤクザ。何度観ても彼の涙脆いところにもらい泣きをしそうになります。おばあさんが着いた時からもう泣いてるんですよねこの人。部長や暴走族ももう付き合い長くてそんなところを知っているので優しい笑顔です(笑)。
+吉原暴走族
名古屋の時の印象が強い「すかぁぁーーーーっとしたぜ」とか「くぉぉーかい?」とかそういうのがちょっと落ち着いてましたが(笑)バカ息子っぷりはそのままで、やっぱりこの人の暴走族は好きです。豪快というか、粗野なんだけど実は優しいところもあって、末っ子体質な感じ。
+広瀬部長
素敵部長さん。グレイトリオの参謀というか、ならずもの二人を仕切る一番というか唯一腹黒そうなお方…(笑)。
もしかして私って広瀬部長生で観たのは初めてだったのかな?>それすら覚えてないのかー!
この部長さんなら出世争いでライバル蹴落としてそうです。
このトリオの存在は本当に大好きで、素敵だなぁと思います。やりとりも観ていて楽しいんですよね。
+武見おじいさん&斉藤おばあさん
武見さんて自前の白髪だったんですね・・・。素敵なおじいさんは立岡さんとはまた違った雰囲気で、紳士な感じがします(立岡さんがそうでないわけじゃありませんが)。
離れていた12年も、会った途端「はい、なんにも」のヒトコトで時が埋まってしまいそうな、素敵な夫婦像だなぁと思います。
+荒川配達人
アイドル配達人・・・(笑)。今まで観た3人の中では一番気さくそうな配達人さんです。歌う時は荒川さんらしい高めの声ですが、普段の荒川さんのやられているようなコミカルな部分はあまり出さず、しゃべっている時は意識して低めの硬質な声にされてるんじゃないかと思います。今までの配達人を観ていなければ違和感も感じないとは思いますが、さすがに最初はちょっと違和感を感じてしまいました。
「さぁ、行きなさい、君の夢が♪」の後の「さぁ・・・さぁ!」って言うのがめっちゃ勢い込んで「さぁっ!」って言うのがかなり新鮮(笑)。ここ3人とも言い方が違うんですよね。荒川さんはかなりの勢いで誘ってます(笑)。 ただ、歌い方が、初演の再演OTCの時の苦しそうな歌い方に似ていたので気になってしまいました。
□男性アンサンブル
今回の男性アンサンブルは、脇坂さん、広瀬さんが背が高くてゾーザー大臣な身体、滝沢さんが細くて背の高い方でこの3人が背が高く、(内田さんはどちらかといえば背の低い方でもないんでしょうけれど)他の方々が小柄な方ばかりで、非常にメリハリがあって見てて楽しかったです。
++兵隊さん&霊界空港職員さん
兵隊さんが平均身長高くてめちゃカッコいいです。
・脇坂真人さん
兵隊さんはともかく(ともかくかーっ!!)、職員さんがめちゃめちゃカッコいいです。まぁ、ゴツイんですけどね。動きからすると他の方よりゆったりしてるんですが、やはり素敵に踊られます。
・広瀬幹夫さん
相変わらず兵隊さんは笑顔可愛いのに職員になるとゴツくなる方です(帽子マジックと内輪で名づけられました)。タップシーンのカーテンが開いて身体を起こす瞬間にめっちゃ笑顔で口ぱくーって開けてて、リハ見の時に噴出しそうになりました(笑)。この方のダンス大好きなんで久々に職員見れて嬉しいです。霊界空港のシーン途中で善太郎さんをお姫様抱っこ。
・内田孝志さん
広瀬(幹)さんに輪をかけて笑顔の可愛い兵隊さん。……なのにこの方も少し帽子マジックで職員さんになると別人のようです。そこに気をとられてダンスをしっかり観れなかったのが残念~。
・滝沢行則さん
大谷健さんに似た感じの方で、細身で背が高く、上げ過ぎってくらい勢いよく足をあげて踊っていらっしゃいました。ターンの勢いもよく、ともすれば良すぎてよろけそうな勢い(笑)。
++白黒ピエロさん&霊界空港職員さん
体格と顔の感じがよく似ていらっしゃる白黒ピエロさんたちです。倒立やアクロバットの感じとかも似ていて、でも櫻井さんの方が笑顔が多く善太郎さんはシニカルな感じで、似てない双子ピエロという方向で。コミカルボケ部門がありませんがこのコンビ大好きかも!
そういえば今回からなのか、白黒ピエロさんたちは銀粉を仕込んでいるのか、踊るとキラキラを振りまきます。いえ決して比喩じゃなく(笑)。
・櫻井秀樹さん
ハイエナが好きでロバ耳ではイバラの精のアクロバットや大臣さんが好きだった役者さんです。ピエロはどうなるかなーって思ってましたが、非常に今まで観た櫻井さんらしい、誠実なアクロバットというかそんな感じで。職員さんはさわやか笑顔の素敵職員さんでした。
・小川善太郎さん
相変わらず綺麗な体操系アクロバット。薄く笑うカッコいいピエロです。職員さんのダンスはやっぱり素敵です。途中広瀬職員にお姫様抱っこされます。
++仮面の紳士&霊界空港職員さん
わりと小柄な方なので、有賀さんの仮面の紳士と見分けがつかないー(笑)。有賀紳士&池田紳士、道口紳士&虎尾紳士という大小コンビばかり観ていたので、シーソーがちょうどいいバランスだったのか、すごい勢いでゆれてました。
・須永友裕さん
マンマのアンサンブルの時に、非常に笑顔の可愛いダンサーさんだなぁと思ってみてたんですが、紳士の枠に入ると思ってませんでした。童顔な方だと思うんですが、職員としては新人かもしれませんが、わりと真面目にはきはきと働くしっかり職員さんに見えました。
□女性アンサンブル/あまりしっかり観れなくて残念…
++大きい妖精さんと霊界空港職員さん
・大石眞由さん
相変わらず挑戦的な笑顔(笑)。リハ見の時にはぜんぜん印象が違って思わず探してしまいましたが・・・(笑)。ダンスにちょっと丸み出ました?この方も夢夢皆勤ですね。
・クリスティン・ゼンダーさん
とにかくこの方はロビパフォのお人形でしょう。彼女ならではというか、めっちゃ普通にマネキンさんみたいでしたから、知らない方はびっくりするんじゃないかな。妖精も職員も素敵です。
・村井まり子さん
前髪のくるくるしたのが相変わらずでどうなってるのか気になるんですけど(笑)。大人な感じでひっそりと踊ってる感が自分の中では強くて、実のところしっかり見てないと思います・・・
・岡本結花さん
他のお三方に比べてちょっと余裕が感じられないというか、雰囲気が違って感じられたんですが、今回デビューなのかな?
++ピエロさん&子どもたち
・寺嶋あゆみさん
黄色のピエロさん。LK11枠で好きだなぁと思いながら観ていたんですが、やっぱりダンス好きです。
・佐藤知子さん
紫のピエロさん。安心して観てられるというか、可愛いしダンス綺麗で好きピエロさんです。
++妖精さん&子どもたち
・ヤマグチ・M・ユミさん
・山崎ゆみ子さん
どうしても小さい妖精さんはひとくくりで見ちゃうんですよね。今回ロビパフォも観てないし・・・でも、バレエお二人とも綺麗です。基本的にここの枠の方はホントにバレエ綺麗で素敵です。
++小人さん&子どもたち
・樋口 茜さん
アジアの子供。前回登場はピエロさんでしたが今回は歌枠です。まだ登場したばかりで慣れていない感じも見受けられましたが、可愛くて声もしっかり出ていました。
・朴 琴淑さん
アフリカの子供。LKの時の元気な印象が強かったのですが役が役なのであまりそんな感じでもなかったかな。でもしっかりした声でよかったです。
・宮崎しょうこさん
バルカン半島改めパレスチナの子供。他のお二人がワンセンテンス毎にふっと切れる感じの中、お一人だけ綺麗に伸びてました。名古屋から何度もこの枠で出られているだけあって非常に上手だなぁと思いました。二幕子供のはしゃぎっぷりもかわいくて好きなのです。
++本日のキャスト++
ピコ / 吉沢梨絵
マコ / 花田えりか
マコの母 / 早水小夜子
メソ / 有賀光一
デビル / 光枝明彦
エンジェル / 藤原大輔
ヤクザ / 野中万寿夫
暴走族 / 吉原光夫
部長 / 広瀬明雄
老人 / 武見龍磨
老夫人 / 斉藤昭子
夢の配達人 / 荒川 務
男性アンサンブル /
脇坂真人 広瀬幹夫 内田孝志 滝沢行則
櫻井秀樹 小川善太郎
須永友裕
女性アンサンブル /
大石眞由 クリスティン・ゼンダー 村井まり子 岡本結花
寺嶋あゆみ 佐藤知子
ヤマグチ・M・ユミ 山崎ゆみ子
樋口 茜 朴 琴淑 宮崎しょうこ
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