1年ぶりのblast!です。
内容はまったく同じなのですが、やっぱり何度観ても楽しいしすごいしパワーをもらうことのできるパフォーマンスと演奏でした。
前回公演とけっこうメンバーが替わっていて、自分の好きだったヴィジュアルセクションのおにーさんもおねーさんもいなくてプチ凹みでしたが(笑)、もう一人は一緒だしーっと思ってずっと観てたら、実は違う人だったとパンフ見て知ってまた凹んだり(笑)。
いや、背は低いし色合い似てるし、挑戦的な笑顔がそっくりだったんだもんー。
・・・・・・・好みなのか。そうか、やっぱり好みなのか。
以下つらっと感想やメモ。
Bolero
単調なリズムで始まるこの曲、元々かっこいい曲ではありますが、パフォーマンスが入るだけでさらにかっこよくきこえちゃうのが不思議です。
直さんのスネアは相変わらずかっこいいなぁ。
Color Wheel
いろいろな色彩が流れた後にVioletに続く流れが大好きだったりします。
Split Complimentaries
相変わらずフリューゲルホンを綺麗にとばすおねーさんとか素敵です。
この曲のベルの方向を一斉に変えることで音が動く感覚や、こだまのようなホーンの響きが大好きです。
Everybody Loves the Blues
アダム・ラッパのソロは相変わらずすごいなー。でも実はブラスセクションの後ろの方のBOXの中で遊んでいるパーカッションたちを見るのが好きです。チューバ吹いてたジェイソンと一緒だったのはデイブだったのかな。なんかめっちゃ遊んでました。
Loss
同じ「青」でも雰囲気が一転。宙づりソロなんて曲が曲なら爆笑しちゃうんでしょうけど(笑)、めちゃめちゃ哀愁漂う時間。トランペットはハイノート効かすだけじゃないぞーって思う名曲です。
Simple Gift / Appalachian Spring
冒頭のヴィジュアルアンサンブルたちのベルのシーンを見るのが大好きです。今回は全員綺麗になってたなぁ(笑)。
アパラチアの春という曲は元々好きなのですが、おごそかな合唱からクライマックスまで、すごく心が安らかになる素敵なパートです。後半に出てくるヴィジュアルアンサンブルの女性が持っている緑の羽のようなフラッグが素敵だなぁといつも思います。
Battery Battle
今回もデイブの技は魅せてくれました。その後の直さんの侍めいたドライなパートと違って熱いんだよなぁこの人。対比が際だっていてこのコンビ大好きです。
直さんの技もグレードアップしてましたが、それよりも直さんが去年に比べて笑顔や遊びが多かったと思うのは気のせいでしょうか。他の連中がおばかをやっているときに後ろでクールに見守っているというか、そんなイメージだったんですが、今回はそう思わせておいて実は・・・ってキャラクターになってた。うーん。
ルーディメンツをやった後のブラックライトで光るスティックたちが舞う様はいつ見てもいいなぁ。やりたい・・・・>この辺元パーカッションな感覚
でもあの中にはブラスセクションの人も混ざってるんだよな、きっと。すげー。
Medea
普通に原曲もおもしろいんですが、めっちゃかっこいいんです、この曲。
一番ブラス魂が騒ぐのはこの曲かなぁ。他は音楽魂だったりパーカス魂だったりするんですが、メディアに関しては曲のアレンジなどのかっこよさと、ヴィジュアルのインパクトが強いです。
ラストでぐるぐる回っているのを見ていたら、ぜんぜん回転が違ってたりして(笑)。
Color Wheel Too
色彩を連呼しているだけなのに好きなんだよなーこれ。
DVDの初演時代はもっと細かく色を言っていましたが、今のシンプルなほうが好き。
Gee Officer Krupke
クラプキ巡査はいつも楽しくてどこを見ていいのかわかりません。いろんな曲芸が飛び出すこのナンバー、今回はデボラがトワリング失敗しちゃったりしましたが、デイブがキャッチを失敗したバトンが客席に落ちてしまってどうするんだろうと思ったら、お客さんが拾ってひょいっと投げ返し、それを見事に受け止めてて拍手喝さいでした。うーん、仕込みか?って思うくらい息があってたなぁ。
下手の端っこでずっとおにーさんに蹴りを入れているおねーさんとか(笑/そうやって書くとなにしてんの!?って思うなぁ)、あっちこっちでばたばたやってて、でも音はちゃんとなってるのがホントすごいと思います。
Lemontech
ヴィジュアルアンサンブルの見せ場。今回はフラッグが1本落ちてしまって残念。でも曲にあわせて飛んでくるフラッグやシンプルな曲なんだけど大好き。
後半の暗転の中での黄色い光の動きがとてもきれい。
Tangerinamadidge
ディジリドゥの響きが会場を回るのが大好きです。本来なら目を瞑って聴いてると楽しいんだろうか。でもつい見ちゃいますけどね。響きが不思議で引き込まれます。
Land of Make Believe
アダムが2階席でペットを吹いている横にお子様がいたのですが、その子がどうやら寝ていたらしく、非常に気にしていました。(前日見たcatsの幸田ランパスを思い出してよけいに笑えて仕方なかったです)隣の親御さんがつついてもアダムに気づかずにいてみんな笑っていました。ラストにも同じ状態で可笑しくてずーっと見ていたら、直さんのスティールドラムを見逃してました。
前回チューバを吹こうとうきうきしていたちびっこなヴィジュアルのおねーちゃんがいないけど誰がやるんだろうと思っていたら、ちびっこなヴィジュアルアンサンブルのおにーさんがいました・・・・・。ベビージョンみたい。でも途中でチューバを奪ううちの一人が、あまり背の変わらないおにーさんだったのがなんとも。
チャック・マンジョーネの曲は耳に優しくてほんわかする曲が本当にいいんですよね。
Spiritual of the Earth:
MarimbaSpiritual / EarthBeat
マリンバ・スピリチュアルは一度しっかり聴いてみたいパーカッションアンサンブル曲。いやむしろやってみたいというのが本音ですが、無理!(笑)。
グラントのマリンバがいい音するんですよね。
そしてデイブの歌。ちょっとアフリカンな時間。
Malaguena
マラゲーニャの一番好きな瞬間は、男性Vアンサンブルがペットの音にあわせて投げ上げたライフルを、女性ごしに受け取るところだったりするんですが(笑)。
いやいつもすげーなと。ライフルを投げ上げたりまわしたりするのはわかるんですが、自分の体に女性が抱きついていて、その向こう側でタイミングあやまたずに正面向いたままがしっと受けるんですよ。すごいですよー。
もちろんソロのダンスもかっこいいし、何より曲がいいんですよね。赤のイメージの中、攻撃的な笑顔で踊るヴィジュアルセクションに絡むような音たち。
そしてボレロへ。まさにblast!な曲でラストです。