あるちゅーるよ!しがくかんさま!あるちゅーるよ!
・・・・・いやー。なんかこう、電波飛び交いまくりのおもしろい舞台でした。
ってヒトコトで片づけるな私!(笑)
一幕を見終わって、別の場所で見ていた1号に向かって私の吐いたことばは「まともなヤツがいねぇ!」でした(爆)。
芝居の上手い方が多いというか、非常に贅沢なメンバーな、自由劇場な感じのお芝居でした。なんかファラオ@アイーダがいっぱい。
自分感想メモ。
観てない人はわかんない内容でGO。
イザベルの電波っぷりはあらかじめ聞いていたのですが、最初っからアクセル全開の検査官ワールドがすんげかったです(笑)。
なんかこう、大丈夫かなーこの人、って思ってしまう感じの、アンデルセンにおけるハンスをパワーアップさせたようなキャラクターがなんとも言えません。
イザベルの代わりに少女たちの先生をやってるところも、最初は「お、けっこうマシ」とか思ったらなんだかへたれてるし(笑)、ラストの燕尾服着て出てきただけでもうどうしようかと思いました。
味方さんは、思いこみ激しくかつ想像力豊かでへたれの男を演じたらピカイチだなーと思います。いえ褒めてるんですよ(笑)。
イザベルはイザベルで、幽霊に首を傾げられるほどの電波っぷりで、なんというか、赤毛のアンの少女時代がそのまま大人になったんじゃないかという印象が強かった・・・かも。儚いようでまったくそんなこともなく、芯が強く、でも存在があやふやな電波な女性を演じる里咲さんはとても素敵でした。ああいう役って難しいよなあ。
でも、授業は素敵だなーとか思っちゃいましたけどね。少女たちがいくつかにもよるんですが、あんな情操教育受けたら素敵な大人になり・・・・・すみません。
大丈夫かなーこの人って町長さんや、言ってること8割は正しいよな、って視学官さま。某ネズミの国の子供世界にいる錯覚のする少女たちの中で、唯一まともだと思ってた薬屋さんは一番怪しい人だったです。石原さんはファラオやアモナスロ好きでしたが、やっぱ演技うまいなぁと思いました。
ていうか。幽霊の存在を認めない視学官様なのに、薬屋さんの役目は認めてるんだ!?て辺りがすでに薬屋さんは全ての黒幕なんじゃないかとか思うわけですよ。
マンジュボア姉妹はいい味出してました。あの掛け合いがなんとも言えない。
艶な男首切り役人の歌と粋な女首切り役人の歌の歌詞をアップしてくださいー、とか思ってしまうくらいうけた歌。日本語微妙でしたが、歌とキャラクターで満足です。
そして少女たちはきゃらきゃらと可愛かったです。そしてリュースは確実にイザベルになる。あの街に住んでると(笑)
リュースと幽霊の触れ合いは可愛かったです。幽霊はカオナシにしか見えなかったですよ。でも去り際のリュースの変なポーズを幽霊が首を傾げながらやるのをちょっと身構えてたんですが(笑)やりませんでしたね。
そしてなんと言っても、3幕ラストにようやく出てくる町の人たち。
ぜ い た く す ぎ 。
声楽系の、準主役とかソロとかはれちゃう人が、コーラスですよ。なんですかそれ。
あれだけいてソロ持ってるの4、5人ですよ。ACLの落ち組より登場時間少ないですよ。ありえませんよ。
(間奏曲上演中はきっと春LKのサークルオブライフとかワンバイワンのコーラスが妙に多いんだぜ、とか冗談言ってました)
なんというか。3幕までやって、結局なんだったのよ、と思わんでもないんですが、平凡な片田舎のヘタレ公務員が、町一番の美人だけど電波飛んでる女性を射止めた。という話だったわけかな(多分違う)
収集つかない観劇メモにて終了。
イザベル | 坂本里咲 | |||||
検査官 | 味方隆司 | |||||
視学官 | 岡本隆生 | |||||
町長 | 勅使瓦武志 | |||||
薬屋 | 石原義文 | |||||
アルマンド・マンジュボワ | 藤田晶子 | |||||
レオニード・マンジュボワ | 北村昌子 | |||||
幽霊 | 柳瀬大輔 | |||||
リュース | 村岡萌絵 | |||||
ヴィオラ | 北涼子 | |||||
ジルベルト | 北井久美子 | |||||
イレーヌ | 今在家祐子 | |||||
ドニーズ | 和田翔子 | |||||
デーズィ | 安間さや香 | |||||
町の人たち 太田泰信 阿川健一郎 内海雅智 高林幸兵 石井雅登 笠島俊秀 岸 佳宏 嶋崎孔明 村澤智弘 阿賀佐一恵 岩本やよい 竹原久美子 ちな 諸 英希 寺西紀子 久居史子 小粥真由美 |