蓋を開けたらキャスト変更の嵐っていうか、Σえぇぇ!?って感じのキャストにびっくりして、なんだかあっという間の観劇でした。
++本日のキャスト++
グリザベラ | 重水由紀 | オールドデュトロノミー | 種井静夫 | |
ジェリーロラム= グリドルボーン | 遠山さやか | バストファージョーンズ アスパラガス= グロールタイガー/ | 田島亨祐 | |
ジェニエニドッツ | 高島田 薫 | |||
ランペルティーザ | 磯谷美穂 | マンカストラップ | 荒川 務 | |
ディミータ | 有永美奈子 | ラム・タム・タガー | 阿久津 陽一郎 | |
ボンバルリーナ | 遠藤瑠美子 | ミストフェリーズ | 金子信弛 | |
シラバブ | 南 めぐみ | マンゴジェリー | 武藤 寛 | |
タントミール | 河西伸子 | スキンブルシャンクス | 岸 佳宏 | |
ジェミマ | 王 クン | コリコパット | 入江航平 | |
ヴィクトリア | 千堂百慧 | ランパスキャット | 高城将一 | |
カッサンドラ | 井藤湊香 | カーバケッティ | 松永隆志 | |
ギルバート | 龍澤虎太郎 | |||
マキャヴィティ | 片山崇志 | |||
タンブルブルータス | 岩崎晋也 |
なんと言ってもこの日のメインは、荒川マンカス登場でしょう。いや、千堂ヴィクも初めてだったんだけどなぁ・・・
+荒川マンカス
とりあえず、目チカの時にちょっぴりドスドスした足音に、あ、マンカス違うんだった(笑)って思ったんですが。
想像通りの声で(想像っていうか、まあ、何年も聴いてますから)「生まれたのか?」。
や、やっぱ高ぇ!!(笑)って感じの第一印象。
ソングでは井藤カッサを持ち上げるところでどっこいしょーって上がりきらず、こちらがちょっと手に汗握ってしまったのですが、荒川さんのダンスはけっこう好きだったりします。ただ、すごく緊張とか稽古不足な感じが出ちゃってたかなぁ、と。
マンカスはダンサーさんの枠じゃないと思いますが、その割にダンスの見せ場とか、要所でリフトしたりいろいろしてかなり出番も多く、体力がいるんだなぁ、と再発見。
で、台詞とかそんなシーンは、なんていうんだろう。重厚に、っていうよりも、MCの人というか、そんな雰囲気の。私の中では「うお、ボビーがいるよボビーが。チャイルドか(略)ミルズ三世かはおいといて」と。
演技がどうこうとか良い悪いって言うより、兄貴でも親分でもなく、優しそうな隣のにーちゃんがいる感じです。
あ、でも、胸を張って肩を引いて歩く姿はちょっと違和感。がしーん、て感じにわざと威嚇してるみたいで。
へちょへちょのマキャファイトにうっかり爆笑しそうになったのは内緒の方向で。
いや、なんかこう、てし。てし。とへっぴり腰の攻撃が。むしろ周りの猫頑張れー。と。
あと、その後のミストナンバーで、飛んできた缶を笑顔でキャッチし、ウキウキと腰を振りながら去っていったのはマンカスじゃねぇだろうそれ(笑)、とか。
とにかく全体的に、稽古期間が短かったのかなぁ、って思うような部分も多かったと思います。
嫌いじゃないですが、自分の中のマンカス像とは被るところなかったんで、新しいマンカスですね。
あ、メイクはすっすっと切れ長のメイク。ちょっと気になったのは耳見えそう・・・って辺りかな(笑)
+千堂ヴィク
Σ脚長っ!!!
が第一印象。ただ、同じように思ったレベッカヴィクとの違いは、腰もすとーんとしてるので、好みのラインではないです(笑)>なんだそれ
ソロシーンとかはけっこう好きですが、時折、キレがなくなるというか、あれ?と思うところもあり。あと、表情がすごいいたずらっ子な感じがして、ヴィクトリアのイメージとちょっと違うなぁ、と感じました。可愛いですけど。
というか、あまり印象に残ってないですが、片山マキャとのペアダンスの身長差がちょっと好き。
あと、ボールの時にマンカスとランプがトップで激しく踊ってる時に後ろでやってるバトマンがばしーんと格好良かったです。
+阿久津タガー
けっこう好きです。てか、かなり好きになりました(笑)。
ウェストサイド物語から期間を空けずに登板、なんというか「俺はやるぜ俺はやるぜ!」的な攻めな感じのタガーがガシガシとでっかい身体を動かすタガーは素敵でした。壊れっぷりや良し。
ガスナンバー前ではリナをハグハグしてて、優しいなオイ、とか。
個人的にはボールの「ジェリクル今夜舞踏会」で去り際、スポットにふっと息を吹きかけ(もしかしたら投げキスだったのかも)消したのが格好良かったですよ。
ていうか、でかい。とにかくでかい。やっぱりでっかい。
で、ボールの時に片山マキャと二人で武藤マンゴを挟んでいまして・・・「武藤さんちっさ!」と思ったのは初めてです(笑)。磯谷ランプと並ぶとすげーことになってます。
トニーをやってきたからか、声の伸びがすごくよかったと思います。代わりにシャウト系のことは一切なし。喉の切り替えはしてないのかな。
+タガーナンバーにて
わりと近くの方が連れ去りだったんですが、スロープを滑り降りてきたタガー。
お嬢さんをじーっと見つめ。じーっと見つめ。にやぁ、と笑ってから連れて行きました。もしかしてそのまま隣の子をひきずっていくかとも思いましたが、普通に連れて行きました。もう歌始まってたからちょっとまわって終わり。で、今度は立ったままの座席に乗せて去って行きました。
ラストでは、うにゃーん、と近寄ろうとするジェリーの尻尾をがしーんと掴むギル。
尻尾を掴まれてそれ以上前に行けないため、視線はタガーのままストンと段に座ったジェリーは、そんなそぶりも見せなかった癖に、今度はあぁん、と悶えながらギルの尻尾をぐいぐいぐいーっと引っ張りました。
うわぁぁぁぁって感じに必死に逃げたギル。一旦放れた瞬間に自分の尻尾をがしっと持って、再び掴もうとするジェリーの手を逃れ、痛かったよー、って感じに尻尾を毛繕いしてまして。
かなり長く「ご無用」をやっていたので、その間ずっとその攻防を見たりタガー周りを見たり忙しかったです。
+幕間明け
スロープの近くにいるリナを「あー」って感じに見つけた黄マキャ。そのままほにゃーんと笑う姿に癒されました。
なんだそのでっかい黄色い猫は。
そしてそんな黄マキャが振り向いたら向こうにマンゴ。
(多分)見つめられてしまったマンゴは、ビクビク、ビクビクっとした挙げ句にずざっと道を譲ってました。なんか怖かったのかしら。
+その他キャストとか
泥棒猫
ナンバーというよりペア、ということで。
磯谷ランプと武藤マンゴのペアはとにかく身長差ですでにツボ。攻めの磯谷ランプと、ちっさく拍手したりしてもりあげる武藤マンゴのペアは大好きです。磯谷ランプの「にやぁ」って笑顔とか、ボールでの野生的な表情とか、武藤マンゴの、遊ぶときは遊び、関心ないときにはまったくない姿とか大好きです。
あと、ミストナンバーの時にオーブンの上で、あれ?とかひょい、ひょいとした顔の動きと表情が見事にシンクロしてて素敵でした。
劉カーバ
じゃない、松永カーバ。
この人のカーバは演技とか結構好きです。グリザベラを見送る時、じっと自分の手を見つめてから意を決したようにグリザベラにそれをさしのべたり、随所で見せる動きとか表情が大好きです。
タンブルカッサ
最近、大人度が足りないーと思っていましたので、ちょっと嬉しかったり。やっぱりこのペアは大人の落ち着きが欲しい・・・ってそういえば岩崎タンブルはそんなに大人じゃなかった(笑)
というより、他に夢中で見えてなかった・・・・
名古屋から見ていますが、未だに新鮮な発見とかたくさんあります。
キャッツって奧が深い~