ヴェルマ・ケリー | 和央ようか |
ロキシー・ハート | 米倉涼子 |
ビリー・フリン | 河村隆一 |
ママ・モートン | 田中利花 |
エイモス・ハート | 金澤 博 |
メアリー・サンシャイン | H.MASUYAMA |
フレッド・ケイスリー | 大澄賢也 |
フォガーティ巡査長 | 中尾和彦 |
リズ | 森実友紀 |
アニー | 原田 薫 |
ジェーン | 濱中優美 |
ハニャック | 白木原忍 |
モナ | 宮菜穂子 |
ゴー・トゥ・ヘル・キティ | 杵鞭麻衣 |
ハリー | 神谷直樹 |
ドクター | 坂本まさる |
アーロン | 大谷 健 |
判事 | 中尾和彦 |
廷吏 | 坂元宏旬 |
ハリソン | 坂本まさる |
陪審員 | 黒須洋壬 |
観劇メモ。
劇場に入ろうと外から見たら、硝子張りの壁沿いにびっしりスタンド花!花!花!!
中に入ったらむせ返るほどの、っていうか、むせ返ったわ!!!っていう花の香り。
胡蝶蘭もあれば薔薇もあればこのまま花屋開いたらかなり儲かるよねってくらいのかなりの花。
主役三人に向けた各方面から競うように届けられたかのような花がすごかったです。2階席への細い通路にまで置いてあったし。てかうちのスタジオの花はそこだった(笑)。やっぱり黒須さんとはいえアンサンブルさんへの花は端っこか(笑)。
CHICAGOは舞台の上にばーんとオケが入ってて、コンダクターさんは芝居にも関わるんですが、今回うわー!なんかホーン隊がすごくよかったなぁって思ってたら、第一ペットが奥村さんだったかー!!(がくり)
55ステップス見ながら、そういう編成ならWSSの時だって連れてこれたんだから奥村さん呼んでこいー!とか思ってたら、ここにいましたか。て感じです。
(奥村晶さん。芸大出て熱帯JAZZなんかで吹いていらっしゃるプロのトランペッターさんです)
日本語歌詞、森雪之丞さんだったんですね。概ねよかったんですが、ラズルダズルはそのまま使って欲しかったかもー。あの響き好きなんだけどなぁ、意味はともかくとして(乱痴気騒ぎ/笑)。
なんか、チョコレート工場の秘密で、「ウンパッパルンパッパ」とか「イボダラーケ」って訳された時と同じ微妙な気分でした。確かにラズルダズルってそんな意味だけど。
さて。
これは日本語版だしどうしようって思って元々はチケット取ってなかったんです。
が、アンサンブルのメンバーが気になってたし、日曜ソワレなら空いてるし、と思って手配してしまいました。2階席。ちょっと遠い・・・・。
だって、黒須さんと薫さんと賢也さんと大谷さんと森実さんと石塚さんで、フォッシーだぜ?(だぜ?と言われても)。
今回は正解だったです。
とりあえず、アンサンブルがいい!国内ミュージカルでこのメンバーなら全然大丈夫。
男性は背が高かったりしなやかだったりしてかっこよくて、女性はエロくてかっこいい。(あえて言うなら、もうちょっと筋肉もりっとした男性がいてもよかったなぁ)
もちろん主役3人も大事だけど、CHICAGOはcell block tangoなんて女性ナンバーあるし、男性アンサンブルさんも女性二人をひきたてるために大事。
賢也さんは、さすがフォッシーに出ただけあって、やっぱりダンスすごい。長身とあの動きで見ててすごいなぁって。初めて生で踊っているところを見たけど、やっぱりダンサー!
黒須さんは陪審員やってる時が可笑しかったです。いろいろ演じ分けるのも見てて楽しかった。ダンスは思ったより目立たなかったんだけど、今回のメンバーの中では大柄でちょっとがっしりしてるのって彼だけじゃないのかな。やっぱり見栄えします。
元四季の大谷さんは、大澄賢也さんと似た感じの衣装だなぁって思ってたら対になって踊ってたり!けっこう目立つ役でしたねぇ。久々に踊る大谷さんが見られてちょっと嬉しかったです。あの、がーっっと回ってたのは大谷さん、だよなぁ?
元四季もうお一方、森実さん・・・は・・・・この私が(笑)、わかんないくらいのメイクでした(女性はメイク濃いです)。パンフ見てもわかんなかった(笑)。可愛かったですよー。Go to Hell Kittyの時にぷらんぷらんしてたのも森実さんだったかな?
リズだからcell block tangoの「Pop」の人ですね。ガム噛んでぱちん、が好きな男。
石塚智子さんがSWINGで入ってるので、そのうち変更になるかな。写真見るとすっげ色っぽいです。
石塚さん、ヴァルとかけっこう好きだったので、見たかったなぁ。
個人的にすごく気に入ったのは坂元宏旬さん。アクロ綺麗だったー。力任せじゃない。ちょっとコンタクトの時の澤村さんを思い出しました。他のメンバーにくらべたら小柄で、だけどフォッシー振りを踊る姿がセクシーでした。おおー。けっこう目で追ってしまいました。
あと、ハニャック(「ムザーイ」、英語は「Uh-uh」)の白木原さん。ハニャック色っぽかったっす!確かマイフェアレディで拝見してますね。
てか、もうこの演目は誰もがセクシーですよ。衣装もかなりです。ほとんどモノトーンだから、なんかこう、かなり締まって見えますね。また日本人がやってるので、髪の色と目の色がそれに加わって、きゅっとした感じ。
あ、でも、「ロキシー」って男性サンボさんたちがささやく部分は全然色っぽくなかったぞ!(笑)
・・・って、アンサンブルについて先に語ってるサイトはあまりないだろうなぁ(笑)。
さて。
個性的な役の方々。
今回一番印象に残ったのはエイモスの金澤さん。 Mister Cellophaneがすごくよかった!歌いいですよ~。
エイモスって可哀相なキャラなんですが、素敵に演じられてました。(日本語がおかしいか?(笑))
「退場の音楽っ!」ってのがやっぱ可笑しいです。いいなぁ。
H.MASUYAMAのメアリー・サンシャイン嬢。
ネタバレにはなりますが、最初のナンバーで、あ、そうか。っては思いましたが、それにしてもすごいハイトーン!!よく出すなぁ。
平野さんを思い出しちゃったんですよねー。そのままあんな感じ。
ただ、歌が聞き取れなくって残念。メアリー・サンシャインの歌ってる歌詞って、けっこうおもしろいんだけど。台詞も同じく。もったいないー。でも、さすがに無理があるかな。
田中利花さんのママ・モートンはそのままイメージだったなぁ。When You're Good to Mama がよかったです。あのナンバー好きなんですよね。声の感じとか、雰囲気とか、ママ・モートン。
主役さんたち。
正直、どうなんかなぁ・・・って思ってましたが(個人的に、こういうキャスティングは好きじゃないんで)、良かった。キャスティングよかったと思います。それぞれ役に合ってた。後は回数だけだと思います。
米倉ロキシー。
声が太いのと、映画のイメージが強いのでブロンド娘じゃなくてちょっとブルネットに近いショートボブだったので、ヴェルマ?って思っちゃった。
けど。
物語が進むにつれて、すごいチャーミングで素敵なロキシーだなぁって思いました。 Roxie がすごく好き。うふっとかいいながらの台詞とか可愛かったです。
台詞とか歌とか、全然気にならないし、むしろ思ったよりよかった、かな。ダンスはバレエやってたんですよね?綺麗でした。(まあ、ほら。側転はダンスっていうより体操の範囲だし。ダンス上手い人でも側転下手な人いるし)
和央ヴェルマ。
うーん。スタイルの良さと低い声。すごく、ヴェルマっぽかったですね。時折台詞が低くて早くて聞き取りづらかったり、歌が何言ってるのかわかんない部分もあったけど、その存在感はやっぱりスターさんだなぁって思いました。ただ、思ったよりヴェルマが地味というか、もうちょっと前に出てもいいんじゃないかなぁ。私の中ではシカゴの主役はロキシーですが、ヴェルマはそのロキシーが憧れてた存在だったんだし(だったよな?)、もうちょっとぱーんと、いて欲しかったなぁ、なんて。
河村ビリー。
マシンガントークを通り越してつるつる滑ってた気もするんですが(笑)、でも、なかなかどうして。
有能で俺様で胡散臭くて自信たっぷりでかっこいいビリーが、なんかぴったりでした。歌は全然心配してなかったんですが、キャラクターとして、ビリーにすごく合ってたんじゃないかな。そりゃまあ、オジサマが演じることが多い役ですが。日本人の感覚としてはあの方があってんじゃないかな。・・・ちょっと女性二人が背が高くって、その辺はちょっとアレでしたが、We Both Reached for the Gun とかすごくよかったです。ハイトーンも格好良かったッスよ。