気づいたらもう今週が楽だというこの事実。
実は先週まったく暇がなかったので、木金のどちらかで!って思ってたんですが、前日予約すら忘れるくらいバタバタしてました。実は今日も行ってる暇はあるのか、って感じでしたが、自分の身体と精神状態を鑑みて、すっぱりと仕事を切り上げることにして、もう観られればそれでいい!とばかりに昼ご飯のついでに劇場に行って当日券を買いました。
キャストは後ほどアップ。ネタバレでGOです。
三部作の中では一番好きなのが異国です。
うーん。単純に、まず「明日への祈り」他、男声合唱(合唱言うな!(笑))が好きです。
で、舞台美術。
シベリアから過去の思い出へ、過去からまた現在への空気さえ変わるような転換が好きです。特に今日は後ろの方から観てましたので、シベリアの風景とか、すごくいいなぁ・・・と。
あー・・・・舞台美術に船は含まれませんよ(笑)
歌が、という話を先に出しましたので、ついでに。
ラストの「明日への祈り」って、最後の方、女性も歌ってるんですね。前からそうだったかなぁ。
明らかに女性コーラスが被ってて、でもあくまで引き立て役の声程度で、けっこう重厚感があったと思います。
コーラスのバランスがよかったなぁというのが感想ですね。
それは全体を通して。
今までに東京初演、再演、名古屋公演、大阪公演と観ていますが、個人的には今日が一番好きだったかも。
いやまあ、微妙なところもありましたけど、やっぱラストって大事ですねぇ。
主役クラスはほぼ初めて観たのかな?神田さんは別として。(神田さんじゃないだろう)
下村ボチさん。
個人的に、演技は下村さんのが好きかもです。歌は石丸さん。あとラストの病床シーン。死ななさそうでしたよ。
とりあえず遠くから観てたので、見た目はクリア。でも、時々おっさんくさい動きとかするので、ちょっと微妙かなぁ。そんな17歳はいやだーって感じの。あぁ、それは神田さんも同じですか(笑)。愛玲を抱きしめてるところとか、ちょっとおっちゃんだった気が。でも全体的には、嫌いじゃないテンポでした。それだけに、ラストの神田との会話の部分は、元気良すぎてちょっと残念でした。石丸さんは、「血圧の注射」しなくても放っておけば死にそうな感じでしたが。
体格が非常によろしいので、深水さんと並んで圧迫感のある二人組でしたねぇ。
花代愛玲。
久々に花代さんを観ました。
3人目の愛玲ですが、彼女が一番好きです。若くてまっすぐに強く生きている、時折はっとした弱さも見える感じの愛玲でした。私は彼女の歌声や演技好きなので、すごく楽しめました。
あと、姿勢。
特にカテコの時なんかに、きゅっと背中を反らした感じで、すっとした印象をうけてすごく好きです。
正直花代さんが愛玲するんなら、ボチさんも、もうちょっと若い方でもいいんじゃないかなぁと思いました。
若手でいないのかな。北澤さんとか、福井さんとかどーよ。と思ってから、福井さんはどっちかっていうと、神田や劉玄だわとか思いましたけどね(笑)
神田。
なぜ彼だけ神田のみ(笑)。
いやもう、私にとって深水さんて、もう、神田なんですよ(笑)。うっかり「神田ムファサ」とか「神田スカー」とか言いそうになるくらい、神田です。
ほんの1ヶ月くらい前まで坊主頭だったのにねぇ(笑)。
でも収容所での神田はもうちょっとねちこくなかったかな。気のせいか。気のせいだな。
劉玄と花蓮。
青山さんは、どっちかというと静かに激しい役しか人間の姿では拝見してないと思うんですよ。大型犬的な。猫はアレですけど。劉玄はその反対のキャラクターなのでどうなるんだろう、って思ってたんですが。なんか熱かったです。観ながら何故か特撮モノにいそう・・・って思っちゃいました。正義を感じるんじゃなくて、なんだろう。ちょっと暑苦しい爽やかさというかなんというか。けっこう好きです。でも背負い投げが払い腰になってましたね。
団さんの花蓮は、けっこう好きです。ディミータの印象はなかったですね。むしろ走り方とかめっちゃ女の子や。
愛玲を若く感じるので、同世代っぽくて違和感なかったです。
西田ナターシャ
Σナターシャ怖っ!!
って思ったのは初めてです(笑)。なんでだろう。ひたひたと怖いキャラクターになってました。私の観たことあるのは大平さんと麗子様。大平ナターシャは仕事に忠実な同志ナターシャでしたし、麗子ナターシャはどこか冷酷じゃない部分も感じて、特に秀隆の最期の頃は一人の女であるのも垣間見えた感じでしたが・・・・西田ナターシャは怖かったー。「鬼のような女看守」でしたよ。クールビューティなんて可愛いことばでは表現できません。
カテコの時にあの太い長靴でも脚を3番にしてておかしかったです。
山口宋子明
なんかすっげー格好いいお父さん、と思いました。
日下さんの時は貫禄、という感じでしたが、山口さんはまだまだ若さを感じる頭の切れそうな官僚って感じですね。
とりあえずそんな感じで。
またちょっと思い出したら増やしていきます。
大阪公演の時に、いろいろ省略されてたりしてるって聞いてたので、あーこれかぁと思ったり。
でも一番の笑ったところは、「それでよろしいですね」って言ってる中島さんのおひげですね(笑)