久々に外部講師レッスン日じゃないけど土曜のレッスンに出ました。
昨日まで公演に出てたメンバーもしっかり出てて、お疲れなのにすごいよなぁ。
今日はテンポの速いステップとか、難易度の上がっていくプルバックとか、一人ずつやらされるのも多くて、内心かなりパニック。ぎゃー。脚動かない!!!
一応このクラスでは歴も長いし踊れる方なんだけど、なんかもうすっかりダメダメです。最近レッスンさぼりがちってのもあるんだけど、一人でやると
あぁぁぁぁ!音鳴らないーーー!!(泣きダッシュ)
って感じで。私何年も踊ってて何さこの為体は。一応最後の組まで残ってるけど、たかだか1秒間に6回くらい鳴らすだけなのに、なんで鳴らせないんだよーorz
本格的にタップダンスを始めてまだ2年目くらいのサバンナ王子は、もうすっかりタップダンサー。そりゃまあ、あの若さであの身体で毎日タップ踏んでたら上達するけども、その横にいるSくんまでかなり上達してきて、そりゃもう、めちゃめちゃ悔しいさ!
って、かなり今日は凹んでいたんだけど、今日相棒だった子役ちゃんはもっと凹んでた・・・
「前はプルバック片足だってできたのに!なんで!?なんでできなくなっちゃったの!?」
王子の方が後にタップを始めたのに、もう一番先にいる彼に対しての自分が悔しくて悔しくてどうしようもないらしい。
そういえば彼女は発表会の時に、ボイスで歌っていてほんのちょっと声が崩れただけなのに、悔しくて悔しくて楽屋でメイクがはげ落ちるくらいボロボロと泣いていたのを思い出す。
数年前に某ミュージカルに出ていたときも、きっとそうやって泣いた日もあったんだろうなぁ。
でもそうやって、悔しさをバネに、練習して練習して、上手くなるんだろうな、と思う。っていうか、上手くなれ。その思いがあれば、絶対上手くなれるから。がんばれ。
中学生たちは、日々成長してる。
1年前に私より背の低かった彼らは、声も変わり、もう10センチ以上私を越した。
力任せでむちゃくちゃだったステップも、すっかりモノになってる。
言動が子どもだと思っていた彼女は、いつの間にか時折大人の顔を見せる。
自分が中学生の頃。
夢中だった、音楽という世界。それなりに器用にこなしてしまう自分にとって、「できなくて悔しい」という感情は、実はあまりなかったと思う。勉強も、授業を聞いていればよかったし、部活も、ちょっと練習すればできてしまった。
すごく真剣に、しかも将来を見据えて本気で楽しみながら頑張る彼らを見てると、なんだか胸が熱くなる。
5年後、10年後。
タップダンスの世界で、ミュージカルの世界で。
あの子たちの名前が知れ渡るようになる日を楽しみにしているのです。