ハンス・クリスチャン・ アンデルセン | 味方隆司 | マダム・ドーロ | 酒井はな |
ニールス | 松島勇気 | ペーター | 有賀光一 |
校長/ホルム編集長 | 維田修二 | 町長/船長 | 岡崎克哉 |
警官/リク | 香川大輔 | オットー | 岡崎克哉 |
外国の王女(/靴を直した女性) | 大橋里砂 | セリーヌ | 菅本烈子 |
アンナ | 鈴木友望 | ラース | 大徳朋子 |
【男性アンサンブル】 齊藤 翔(新聞屋) 鈴木伶央(新聞屋) 松永隆志(緑ジャケット) 高城将一(紺ジャケット/パンケーキ) 渡井真一(警官) 廣野圭亮(煙突掃除屋) 前田員範(魚屋) |
【女性アンサンブル】 山下由衣子 鈴木友望(アンナ) 森田真代 石川 縁 白澤友理 服部ゆう 荒木 舞 石野寛子(フィン) 吉田郁恵 梅崎友里絵 是澤麻伊子 大徳朋子(ラース) |
二度と観ることができないと思っていたのでちょっと嬉しい再演。
…であっても観に行けるかわからないのでチケットを持っていなかったのですが。
改めて観ると、やっぱりほっこりするいい話だなぁ。
でも相変わらず
「鉛筆は……鉛筆はなんと言ったんだ!!」
ってのが(笑)。超気になる!
アンデルセン童話、全部読んだか覚えてないんですけど、グリムと違って、読んだ後の心地がいい(笑)ってのはありますね。
そんな「アンデルセン」。
話自体も劇中劇も数々の話も、引き込まれるしいいお話ばかり。あと曲も旋律とか好き。シャクトリムシの歌も好きだったりしますよ。
で、今回。
とりあえずですね、やっぱりバレエがいい!
今回の方が技術的には上かなぁ。
でもちょっとバラケてるところとかちょっと気になりましたけど、とにかく夫婦が。
高久ドーロもすんごく素敵でしたが、やっぱ酒井はなさんのバレエは流石だなぁ、と。フェッテとか綺麗~。
そして、コンタクトの時も思いましたが、はなさんの表情ってすごく豊か。台詞のないバレエの世界で踊ってきた方だけにさすがです。あと、夫婦喧嘩の時の啖呵切ってる表情とか。
……まあ、台詞とか、歌は……ねぇ?(笑)。前回の高久さんも若干アレでしたが、はなさんは上を行きますね。でもそんなに。考えてみると、お二人の声、似たような感じ?個人的には大好きです。
そして松島ニールス。
坂本先生も似合ってましたが、うわ、なんかこう、夫婦喧嘩っぷりといちゃいちゃがすげぇ!!(笑)。
松島さんの場合は歌は全然心配してなかったんですが、むしろめちゃめちゃバレエを楽しみにしてたんで、満足。二人してぐるぐる回ってますねー。
ほんと、今回はいっぱいあるバレエシーン、どこをどう観ていいのやらわかりませんでした。男性バレエダンサーも、斎藤さんとリュージさんが二人とも踊ってるとか、どこ観てたらいいんですか私!って感じですよ。
リュージさん高城さんのきちんとしたバレエは初めてみましたが、ジャズってか猫の時より合ってる、のかなぁ。とりあえずリュージさんはものすごく好みのダンスでした。満足。斎藤さんのバレエも久々に観られて、満足。やっぱバレエシーンはいいよー、脚があがるとかそんなじゃなくて。
あ、あと。廣野さん、いつの間にいたんだろう(笑)。なんか煙突掃除屋さんは笑顔が素敵枠なんですか?>なんだそれ
ゾウで気になってた鈴木伶央さんも相変わらず楽しそうな笑顔でした。
…っていうかまずそこなのか。男性アンサンブルなのか、私。
女性アンサンブル(だからなぜアンサンブル先(笑))。
さすがに今回はわかる方が少なかったんだけど、相変わらず石野さんのバレエはいいなぁ。今回もフィン、マッチ売りの少女の枠で安心して観てられました。ていうか、あのマッチ売りの少女の衣装が似合いすぎると思うんです(マジ顔)。
大徳さんは、私大好きなんですよー。可愛い。ラースの笑顔がでると嬉しくなります。あまり歌うシーンないけど歌も好き。
実はパンフを買わなかったので誰が誰なんだかいまいち自信ないです。よく考えたら顔を知らない方がいます(笑)
フィンしか自信がございませんよ。ヘンドリックとかゲオルグとか誰が誰だったんだかー!
初めて観た時は石丸ハンス。次に味方ハンス。
個人的には味方ハンスが好きです。こればかりは好みの問題ですが。
相変わらず、憎めない、どこか飄々とした、思いこみの激しいカワイイ人だなぁ、と。
とりあえず、やっぱり一幕終わりはどうみても
orz
だよなぁ、と(笑)。
---好きなシーンとか---
*オーデンセの街
ハンスはお話をしているだけじゃなくて、ちゃんと子どもたちのことを見てるんですよね。アンナがチビと言われていれば、ハンスのことばで「そんなことを言ってはいけない」「小さいのはアンナのせいではない」「小さくても気にしなくていい」というのを伝えている。なかなかできないんですよね、それ。
ペーターに「心配するな」っていうのも、納得するしかない手段をとるハンス。すげー。
あと、話を始めたらふむふむ、と集まっちゃうオーデンセの街の人たちが大好きですよ(笑)。一番ノリノリなのが一番強面の香川さんっていうのが一番おかしいんですけどね(笑)。
川地さんの、びしーんと定規が入ってるような背筋の伸びた校長先生も好きなんですが、岡崎さんの親しみのある町長さんも好きです。てか、町長さんはものわかりいいよね(笑)
*ワンダフルコペンハーゲン
(っていう曲名なのか?)本当に大好き。名曲だし、ハンスがコペンハーゲンの街に受け入れられた瞬間。忘れかけていた旋律、すぐに思い出して今も頭の中で回っています。
*ハンスとペーターの掛け合い
これはもう、ペーターがいないとハンスは生きていけないよなぁっていうくらいしっかりもの(にならざるを得なかった?(笑))なペーターと、ふわふわ思考が漂いすぎなハンスの二人の会話はおかしくてたまりません。
*バレエ通し稽古
いや、贅沢だなぁって(笑)。
そしてはなさんの背中の筋肉に惚れた!
*靴がいけないの
プリマバレリーナさんの言うことは、そこの夢想家の靴屋と気が合うと思いますよ。
*誰よりも深く愛してる♪
ものすごい歌のうまい二人だったことがあるんだろうかとかふと思いましたよ(笑)。
でもこの歌と、その後のいきなり夫婦喧嘩も、その時の「後で吠え面かくなよ」的なドーロとか大好きですよ。
*みにくいあひるのこ
これはもう、話自体好きなんですが、ラースのことをかわいそうに思っていてもなにもできない大人たちまで救っているようなハンスの話が大好きです。
子どもたちから帽子を取り返して途方にくれる警官、遠巻きに、なんと声をかけていいのかわからない大人たち。
ハンスの話にひきこまれて、最後にはラースが帽子をとって元気よく走っていくのを見て、みんなすごくいい笑顔になるですよね。それがすごく、大好き。
*マッチ、マッチ、マッチはいかが?♪
や、その部分って言うか(笑)
チコチコなってるのに合わせてみんなでじたばたしてる様が可愛くて。
あ、でもパンケーキな高城さんはもうちょっとだけゆっくり開脚した方がわかりやすいかな。当たり前のようにすぱーんて足開いちゃうんだもん(笑)。
ところで新聞売りさんはニコイチなんだろうか。
*「あぁ。演出家の先生」
妬けるね(笑)
あのやりとり、大好きなんですよねー。
でもいい返事をしないハンスを見て、すっと目配せして、ちょっとにやりと(幻覚)してから「お願いv」っていうマダムドーロもひどいよな(笑)。似たもの夫婦だよ。
*どいてどいてー。
「人魚姫」で提灯アンコウの人は海のシーンまでそれなのか。他に出番はないのか。男性ダンサー4人はあんなに忙しいのに。
海底の恐ろしい生き物たちは確かに迫ってきたらある意味恐ろしいよな。
*王子様
……って誰がやるんだっけ、とかボケかましてみたり。主役だもん。演出家の先生だよな。坂本先生やってたじゃん。
たまたま昨日槙原さとるさんの「DoDaDancin」を読んで「日本の中で俺ほど白タイツが似合う奴がいない」とか「王子に股間はないのよ」とか頭に残ってて(なんちゅう部分を/笑)、変なところに入っておかしくてしょうがなかったのは内緒。
*漁師たち
楽しそうだよね(笑)
*いやっ、できないわ!
語りはハンス、そして声をなくしたはずの人魚姫のこの台詞、ここだけ本人ってのはけっこう好き。なんだろう、逆に心の叫びな感じがするんでしょうか。
その後のシーンはやっぱ綺麗です。大好き。
関係ないですが、ファミリーキャンペーンでもらったミニクリアファイルは2つともここのシーンの写真ですよ。綺麗。
*物語があふれそう
「私たちを忘れないでね」
自分の書いた人魚姫をニールスが作品にして、ドーロが踊る。そして、ドーロのこのことばにすべて報われたんでしょうか。完全な片思いでありながらも、哀しくはない。想いがあれば大丈夫。
そんな風に感じるのです。
そしてオーデンセに戻ったハンス。
大人たちもみんな聞き入って、あの校長先生でさえもう一つ話を、とねだる。
その流れがもう大好きでしょうがないのです。
そしてはだかの王様がはだかの王様の話をしてるからおかしいですけどね(笑)。ああ、そういえば詐欺師もやってましたっけ、味方さんー。
「はだかの王様」の「げらげらあっはっは」もひどいけど「すっぽんぽんだよ~」も大概ですよ(笑)